人間の条件を読み終わった。

人間の条件 (上) (幻冬舎文庫)

人間の条件 (上) (幻冬舎文庫)

なかなか熱く苦しく力強い作品だった。サリン事件を完全にモチーフにした作品だが、最近読んだ野沢尚魔笛もオウムを扱った作品だった。魔笛 (講談社文庫)
意図したわけではないのに似たタイプのものを続けて読んでしまうことが多い。無意識のうちに選んでいるのかも。
とにかく最近宗教について考えることが多い。人間と宗教の関係はものすごく密接で、濃い。宗教そのものが悪ではないが、こういった新興宗教を隠れ蓑にしたテロ組織の存在や宗教戦争の根の深さを考えると、宗教が人間を救うためのものなのか人間には救われるという道はないのかなどといろいろ考えてしまう。
山本周五郎の最後に取り組んだ題材でもある。おごそかな渇きの未完が悔やまれる。

今日はお夕飯を中国語の教室のお友達と食べた。珍しいひとと食べるお夕飯もたまにはいいかも。イタリアンをご馳走になってしまった。ごちそうさまです!
でも彼はお夕飯普段自炊してるんだって。偉い人も居たもんだよ。魚もおろせるんだって!旦那につめの垢でもせんじて飲ませてやりたいよ。
まあ、料理好きなので旦那にキッチンを取られるのは困るのだが‥