2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

おばあちゃんと話を。

面白い話は何度聞いても学ぶべきことがある。愚痴っぽい話でも、お小言でも振り返るとおばあちゃんと話したことは本当に今の自分に役に立っている。 そして何度も読み返してしまうこの本。雀の手帖 (新潮文庫)作者: 幸田文出版社/メーカー: 新潮社発売日: 19…

美術館の匂い

美術館て独特のにおいがする。何の匂いなんだろう、油絵の絵の具の匂いなのか古いキャンバスや額装の匂いなのか‥ そんな美術館の匂いが大好き。 今日は、東京ステーションギャラリーで小山田二郎展を。 ものすごく生きることに苦しんだ作家なのだろうけれど…

江戸時代はいいなぁ!

江戸の小さな神々。知人に薦められて購入。素敵。語りつくされていることだけど江戸って魅惑だ。 先日日本橋三越本店での広重&北斎の展覧会を見た時も、本当にため息混じりに江戸への羨望が高まった。 闇がちゃんと闇だった時代。影が色濃い分生も匂立つよ…

やっぱりヨガがすき。

ヨガを始めてかれこれ7年くらい。最初はてきとーにやっていましたが、今は生業になっていたり‥。人生どんなところに転機がころがっているかわからない。 たまにはこんな本も見て見たり。HAPPYパワー・ヨガ作者: こぐれのりこ出版社/メーカー: 集英社発売日:…

長新太さん‥

亡くなったというニュースを聞いて、ショック。ご冥福をお祈りいたします。。 いわずと知れた絵本作家、長新太さん。 物心ついた時から、様々なところでこの方の絵に触れてきた。最初はなんだかなまなましい絵が嫌いだったが、振り返ってみるとあの絵が脳裏…

温泉地では。

温泉地に赴くにあたっての持参する本の選択はなかなか難しい。にもかかわらず、たいてい用意もせずに当日の朝を迎えがちな私は結局「そこいらの本」をリュックに突っ込んで出掛けることになる。反省。 というわけで、この週末近くの温泉地に出掛けるにあたっ…

家人がいまさらながらスラムダンクを読み始めた。

ほとんど漫画を読まない人なのでびっくりするほど読むのがおそい。そして時間もないので少しずつ読み進め、やっと8巻。 わたしもそのスローペースにあわせて詠み進め中。登場人物が増えてきてちょっと厄介な感じになってきた。一気に読みたいのに‥。 漫画は…

いつまでが。

いつまで恋ってし続けるのかな?恋ってそもそも何?なんだか恋ってものをした覚えがあまりないんだが。 恋愛ゲーム(程度の低さはともかくとして)はしたことあるけど、どうなのかな?恋ってあの落とせそうなわくわくとか、逃げ場のなくなる追い詰められ感と…

神保町の三省堂でおもうまま立ち読み

いつも旅のなか作者: 角田光代出版社/メーカー: アクセスパブリッシング発売日: 2005/04メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (49件) を見る最近の流行作家さんだろう、まちがいなく。ものすごい仕事量だ。角田光代氏。 しかし、一冊もマトモ…

うちに二冊ある本たち

どうしてか、買ったことを忘れて再び買ってしまう本が数年に一冊くらいはある。 ちょっと好きなジャンルなんだけど、ものすごく読みたいわけでもなく、読んでみたら期待はずれでも大当たりでもなかった作品なんだろうけど。 短編がすきなのです。そしてきっ…

相川圭子の健康ソフトヨガ―新考案のプラナディで体の硬い人もヨガができる (TOMO BOOKS PLUS)

久々にこの本をみてヨガをしてみた。最近高くてたいしてポーズや効果の書かれていない本がたくさん本屋に並んでいるけれど、この本はなかなか充実。ま、見た目は美しい装丁の本じゃないけど。ちょっと保険体育の教材みたい。

風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)。

もどかしいほど美しい村の風景と心情。水彩画のような詩情溢れるぐずぐずとした態度。ああ!瑞々しい。古い文学作品には今の作家には絶対に書けないだろう、いかにも「文学的」な態度がある。こういうのに出会うのも本を読む楽しみの一つ。

ヨガで美しく?

相川圭子の健康ソフトヨガ―新考案のプラナディで体の硬い人もヨガができる (TOMO BOOKS PLUS)今日はヨガの教室に出掛けたので、少しだけ遠出。といっても乗り換えこみで30分の移動だけど。でもこの30分、本を読むのに丁度いい時間。地下鉄だと外をながめてぼ…

長嶋有の泣かない女はいないを読了。

さらーっと読めてしまった。先日読んだ猛スピードで母は (文春文庫)がかなりよかったので、この作家さんを読んでみようととりあえず本屋に並んでいた最新刊?を。 表題作は舞台となる大宮郊外の立地と共通する、中心から少し離れただけの非当事者感が物語全…

鰻の季節

なぜだかこの季節になると鰻が食べたくなる。と思って日本橋の大江戸に行く。大江戸は老舗のちょい接待向け鰻屋だけれど、土曜日はいかだもあるし風情のある店なので気軽に鰻を食べるのにぴったり。 そしてこの蒸し暑さに鰻を食べたい人々で、6時前に着いた…

男もすなる日記といふものを‥というやつ。

すらすら読める土佐日記作者: 林望出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る神保町の東京堂でみつけてしまった。東京堂、いつ行っても予定外の買い物をさせられてしまう、地味ながら恐る…

そんな世知辛い世の中で、こんなのを読んで現実逃避。

にごりえ・たけくらべ (岩波文庫 緑25-1)作者: 樋口一葉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/05/17メディア: 文庫 クリック: 34回この商品を含むブログ (39件) を見るまるでよく出来たお芝居の中に入り込んでいるような巧みで美しい視点の転換。匂たつか…

夜の散歩

っていうと素敵な響きだけど、近所のおばさまたちは昔からやっている。首にタオル捲いて、しゃかしゃか音の出る素材のジャンパーとか着て。 ま、そんな人々に混ざってきました。というか、レンタルビデオ屋に行くのに遠回りしてみただけ。 で、ビデオ屋で何…

ろうそくといえば、やっぱりこれ。

赤いろうそくと人魚 (少年少女日本文学館14)作者: 小川未明,坪田譲治,浜田広介出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/08/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るこの名作と小学校の図書室で出会ったとき、ほんとうにびっくりした。なにより教訓…

キャンドルナイト

今日から100万人のキャンドルナイトが始まる。毎年規模が大きくなっているようで素敵。電気ものをまったく手放せないエコでない私ですが、この日ばかりは電気を消して少しは環境について考えてみないと。

漫画もすごいが、この小説版も読み逃せない。

しりあがり寿さんの底知れなさが空恐ろしい。本当にせつない。小説 真夜中の弥次さん喜多さん (河出文庫)作者: しりあがり寿出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/03/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (44件) を見る

大人計画周辺

大人計画が好き。松尾スズキと同時代に生きてて、生で舞台見られるのは幸せ。 とはいいつつそこまで好き好き自覚はなかったのに最近見た映画、インザプール、真夜中の弥次さん喜多さん、恋の門。 いずれにしても大人計画がらみ?そして原作が面白い映画ばっ…

アーティストが絵本といえば、

このアーティストブックシリーズのグリム童話、ラプンツェル。 (グリム童話アーティストブックシリーズ)作者: グリム兄弟,イチハラヒロコ,矢崎源九郎出版社/メーカー: ワコールアートセンター発売日: 2001/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商…

今日はギャラリー小柳に「束芋」の「指弁」を観にいく。

指から指が生えている。キモチワル。でもなかなか面白い。 王子様だとかカエルだとかも生えている。不気味。 しかし、不気味というのは絵本の挿絵にとってはなくてはならない要素かもしれない。グリム童話 かえるの王さま (大型絵本)を絵本にもしている。

束芋

最近若い女性の作家さんの活躍がめざましい。

村上チルドレンだかなんだかは知らないけど、

煙か土か食い物 (講談社文庫)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12/14メディア: 文庫購入: 23人 クリック: 194回この商品を含むブログ (338件) を見る今日の移動時間で読みました。これなかなか面白い。 この舞城王太郎という作家さん、…

手触りのよい男

どこかで書いたけれど手触りのよい男が好み。手触りというか肌の質感。真逆は坂口憲二のような厚そうな肌。 とこの話を男性の知り合いにしたら(どんな話題なんだろ。)それは男にはよくわかる感じだよーっと同意してくれた。 だって床を共にして吸い付くよ…

芥川賞。

猛スピードで母は (文春文庫)作者: 長嶋有出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (270件) を見るこれ好きです。こっちはちょっとだけ、ナイーブすぎる感が。