男もすなる日記といふものを‥というやつ。

すらすら読める土佐日記

すらすら読める土佐日記

神保町の東京堂でみつけてしまった。東京堂、いつ行っても予定外の買い物をさせられてしまう、地味ながら恐るべき本屋。そして、あの金色に輝くコストがかかっていそうなビニール袋‥。
で、この土佐日記「くだけて!」書いてあることこの上なくて表題どおりすらすら読めちゃう。字も大きいし、すごく細かく(日記が2,3日ごと)分けてあるので、へこたれないで済む。古典て面白いけど、読むのが面倒になると途中で放り出したくなるけどこの方式だとすぐに解説が読めるから忍耐強い人でなくても最後まで読めそう。
内容的に土佐日記は現代のサラリーマンの心情にも似て‥といった事が序に書いてあるにもかかわらず、子供の教材風雰囲気がかなり色濃いところが少し気になるが、こういう形でしか土佐日記全文に触れる機会がもてそうにない私としては嬉しい本。このすらすら読めるシリーズ、ちょっと集めてみたい気もする。
でもこういうの実際の中学生とかに贈ると、寒い親戚とか思われるな。確実に。