月を見上げる夜だった一昨日。
赤い月が幻想的というのか、気味が悪いというのか、面白い空。
やっぱり天体ショーは、興味をそそられるとびきりのイベント。
それにしても、今みたいに国立天文台とかが発表とかしない時代の月蝕なんて、
昔の人々にどれだけの衝撃を与えたのだろうと思うと、その物語に惹かれる。
凶兆だとか吉兆だとか、大騒ぎだったのかな。
公園に見に行くと、望遠レンズのカメラを三脚にたてて本格的に撮影しているひとびともちらほら。
デジタルの画面の覗きこむその人々を眺めると、
なんだか宇宙は近づいたのだか遠のいたのだか、なんて余計なお世話。
それにしても、つめたい夜によい散歩でした。