うちに二冊ある本たち

どうしてか、買ったことを忘れて再び買ってしまう本が数年に一冊くらいはある。
ちょっと好きなジャンルなんだけど、ものすごく読みたいわけでもなく、読んでみたら期待はずれでも大当たりでもなかった作品なんだろうけど。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) 怪奇小説集 (講談社文庫 え 1-7)短編がすきなのです。そしてきっと少し不思議なものがすきなのです。好きだけれど、自分の中の憧れを本が超えることはない‥

遠藤周作といえば深い宗教観の作品が多いが、おごそかな渇き (新潮文庫)なかばで断筆した山本周五郎の「人間とは?」という問いかけこそが、宗教の本質についての答えを見せてくれる気がしていた。おごそかな乾きの未完がほんとうに残念。