長嶋有の泣かない女はいないを読了。

さらーっと読めてしまった。先日読んだ猛スピードで母は (文春文庫)がかなりよかったので、この作家さんを読んでみようととりあえず本屋に並んでいた最新刊?を。
表題作は舞台となる大宮郊外の立地と共通する、中心から少し離れただけの非当事者感が物語全体を覆っている。幸せに向けて頑張る!とかめいっぱい恋する!とかとは違うところで、少しづつ変化する日常が引き気味の大きな視点転換で遠く綴られている。このちょっと大胆だけれど焦点が絞りきれていないようなカメラワークが主人公の心情に沿っていて、せつない。
泣かない女はいない

そういえばホンマタカシの写真で、千葉の郊外を撮ったシリーズがあったことを思い出した。郊外のがらんとした美しさが物凄く好きだったけど、写真集でてるのかな‥?

今日は散歩のほかは本を読んだだけ。しかも、ほとんどが漫画。
BLEACH  1 (ジャンプコミックス)最近読んでます。この主人公、大丈夫?っていうぐらいいい子。正義感は強いしけんかは強いし勉強もできるし努力家で負けず嫌いで背は高いし女の子に優しいし友達多いし人情に厚いし家族大事にするし。今時こういう主人公でも受けるんだろうか‥。でも、だから痛快です。さわやかな漫画だ‥。