名作を訪ねて

風立ちぬ・美しい村 (岩波文庫 緑 89-1)を読み始めた。こんな詩情に溢れた青年!が今いるだろうか。いま大学生くらいで、出せないラブレターを書いたりする男なんているのかという主題とは離れたことが気になってしょうがない。
いずれにせよ私はこんな気分とは無縁の情緒に欠ける性格なので、共感することはできないがその後姿にはわりきれない憧憬も抱く。