こころ

夏目漱石が好き。家人がこころを再読していたので読み終えたのを待って私も。幾度読んでもよい。歳を重ねてみると、両親との会話なんかが心に滲みる。学生時代とは違う手触りもあり、文学堪能。最近凝っている樋口一葉を読んでいて強く感じているけれども、やはり最近の作家の多くはこういう作品は残していない。近年の芥川賞作家の薄さはどうなの。

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)