あわれ彼女は娼婦@シアターコクーン

深津絵里の魅力に心奪われる。
その清らかな乙女ぶり、弱くて強い女性らしさに溜息。
それにしても、古典的なキリスト教圏の作品において神は愛にとって常に障害となっているのは何故か?彼らを捉えて放さない宗教的倫理的呪縛の訳について少し考える。神とは?
いつでも神は残酷で厳しく破滅に向かう人間に決して手を差し伸べない。最後に彼らは救われているのか?うーん‥遠藤周作の「沈黙」を読み返してみたりして、考察してみようかしら?
でも確かに、日本にも古来から禁忌とされるものはある。なんだか哲学的な話にもなりそうだけれども、ちょっと関心を持っておこう。