私が灰色を着ない理由。

グレーを身につけることは無い。ほぼ無い。似合わない、というのが理由の一つだけれどももしかしたら、似合わないと思ってしまうことも含めて起因しているのではということがある。
私の尊敬するある人に言われた言葉「君にはグレーは似合わない。個性を殺してしまう主張の無い色を君は身につけるべきではない」
その頃私は発色の良いピンクやグリーンや水色のセーターをよく着ていて、それを褒めてくれるつもりだったのかも知れないけれどもそれ以降決してグレーの服(特に顔の近くに来るトップスには)に袖を通そうと思ったことが無い。
凄い影響力。もしかしてあれは恋だったのかしら?とふと思う。なぜこんなことを思うかといえば、その人の訃報を耳にしたから。この喪失感はなんだろう。