三井家の茶箱と茶籠

招待券をいただいたので早速。
三井記念美術館は展示方法が見やすいとはいえないことも多いのだけれども、ラグジュアリーなエレベーターが大好き。そしてトイレのドアの金具の古めかしさが大好き。

まあそれはそうと展示内容。
こまごまとしたミニチュアものに心惹かれたことのある人だったら、楽しいに違いない内容。茶箱とか茶籠ってそのちんまりした感じがなんとも贅沢。

特に素敵だったのは、三井家の奥様が持っていたという紫陽花の茶箱に入った銀の茶道具セット。夏の花を全面にあしらった豪奢な箱の中に涼しげな銀器たちが納められている姿はなんて気高い、そして典雅な…!奥様、の品格を体現しているようなお道具。
もうひとつかわいい手作りの籠に納められていたという黄漆の棗のかわいかったこと!!!
優雅で窮屈な古きよき、たいへんな金持ちかつたいへんな家柄の方々の日々を思って楽しい時間を過ごせた展覧会。
オススメ!