ニュースから…

sayosayosayo2008-06-28

知的障害者に職員が性的いたずらっていうニュースを見る。
こんなに闇なことはない。胸の切り裂かれる思い。

そしてこんな風に表ざたになることのとてもとても少ないことなのだ。
現実、知的障害者施設の環境は天国みたいじゃない。そして、もしも地獄みたいだったとしてもそれを正しく表現して、自分の権利を主張したり不正を訴えたりする力をもたない人々が犠牲を強いられていることが事実あるのだ。

信じられないくらい、人としての尊厳を損なわれていること、そしてその加害者になっている人(同じ人としてまったくありえない)がいること。この事実に目を背けたくなる。

こういったニュースを目にするたびに、本当に暗澹たる気持ちに。

なぜなら身内に知的障害者がいるからだ。きっとそれが大きい。知的障害者についてのニュースはそれほど取り上げられることはないし、どことなくタブー感があってみんな触れないようにしている。
ましてや性の問題なんて。

まあそれはそうと、子供の頃の障害児が通うのは特殊学級。その先生、本当に志のある素晴らしい先生もいる。実際、本当に子供のために心血を注いで教育してくださった先生を知っている。
だけど、普通学級を受け持つのには少し問題があったり、やる気のない先生がときに懲罰的に、または腰掛的に配属されることがある。
こういう教師は本当に最低だ。弱い立場にあって、いじめられている教師は物言わぬ児童に当たる。暴力、罵倒、嫌がらせ、蔑み。それが、表面化せずに繰り返される。
こどもたちは、鈍く見えがちだけれどとても繊細で感じやすい。温かく柔らかい心が傷つく日々に救いはない。

どうしたらいいんだろう?って考えても考えても出口の見えない、暗い話。
身内がそこまでの目にあわなかった幸福を感謝するくらいな、とても弱者な自分に歯がゆい。