ノボウの城

のぼうの城

のぼうの城

話題なので読んでみた。一夜にして読んでしまえるエンターテイメント作品。

時代物の大仰さがないのが読みやすく、登場人物が動き出してからは特に一気に読める。こういうやつなら生まれたところが戦国時代だったら、同級生でもなれそうな感じがするところがリアルであり本当は最大のフィクション。ちなみに表装はオノナツメ。いい人選。
身近系時代小説、は新しい。司馬遼太郎だって、史実みたいな書き方だけど、そうとうファンタジーだものね。

それにしても最近新書とかばっかり読んでいたので、小説が新鮮。やっぱり本をぐびぐびと読むのは気持ちがいい。