「悪くないのに怒られたから」勝木容疑者、退職の理由供述

ゆきまろちゃんが殺されたのはとてもとても悲しいことだと思う。
そして、この容疑者。まず殺したのはこの人物で間違いなさそうだけれど、難しい。
精神発達遅滞…。
悪くないのに怒られた、と職場をやめてしまう。多分これ自体、責められるべき態度だろうと思う。しかし、障害者には切実な問題なのだ。職場で嫌なことがあって我慢できるレベルは、かなり低い。これは、最近の若者が…なんてレベルじゃない。私の視点は、やはり障害者の家族の面があるので、この事件のニュースは痛いものばかりだ。

お母さんに会いたいといっている、この母親依存。母親の決して終わらない子育ての絶望を思う。

罪は罪だ。しっかりと、償わなければならない。だけど、この残念な思いは何なのだろう。子供が犯人だったとき、精神障害者が犯人だったとき、そして知的障害者が犯人だったとき。
だからといって罪は免除すべきものではないが、人を裁けたとしてもこれでは罪を裁けて居ないのではないだろうか?罪を追求することが放棄されてしまう、この不幸。
そして、防ぐ手立てが見当たらない不安。