私の男

私の男

私の男

今、今更、私の男。いや、だって、つい読みそびれていたら昨日ブックオフですごく安く売っていたのだもの。

なんだかとても寂しい話でした。色濃く、女の子は寂しい。男の子は渇いている。
一緒に居ると湿って腐ってくる。腐る香りは、あまい香りかもしれない。

救いが無いのにさわやかなのが、桜庭一樹の特徴かも。それにしても幅広い作風をもつ作家さん。まあ、賞とったけどもっとこの人の本なら面白いのがあるな。