島袋道浩展@ワタリウム

会期ぎりぎりでワタリウムの島袋氏の展覧会へ。
この人のなんだか、ユーモラスな明るい(でも薄っぺらくない)作品がとても好印象だったような気がするので、実はとっても楽しみにしていたのだけれど、会期ぎりぎり…

さて、内容は…
とても詩的で、ユーモラスで、さわやかで、知的でした。
どの作品にも流れる世界観があって、それは私にとっては宇宙的、とも言える広さで、だけどとことんくだらない。

「わけのわからないものをどうやってひきうけるか?」
「やるつもりのなかったことやってみる」
とか、
タイトルだけで、詩的でしかも人生を軽くひきうけてくれるみたいな気楽さ。

外部展示の「象のいる星」のかなしさも、今日の曇り空にきわだってアートだった。

やっぱり、アートに触れるって楽しい。
そして、とても、気持ちのいい展覧会。

追記:この展覧会の一部で、アートブックが移動式八百屋さんとビックイシュー販売員によって売られていました。
もちろん両方買いに行っちゃったよ〜

妙に丁寧に展覧会の宣伝もしてくれる敏腕セールスマンなビックイシュー売りさんとの会話もおもしろかったけれど、なにより八百屋さんで「あの、本を…」って売ってもらうのが楽しかった。
私が行ったとき、八百屋さんはいたずらしようと狙っているカラス親子(親子だと彼は言っていた)と戦っている最中(正確にはにらみ合い)だったので、彼が本を用意してくれている間、私が代わってカラスと対峙しておきました。