This is it

みてきました。すごく勧められたりしていたので観に行こうとは思っていたのだけれど、なんと「チケットとったよ」と誘われたので。


まとまらないけど、感想をいくつか。そのうちまとめられたらまとめようかとも思う。

ありえないくらい動ける、その上は、ありえないくらい止まれる、ということだということに気づく。マイケルが止まるということは、本当の静止だ。そこには、美しい夕陽なんかにふと出会ってしまった時のような気絶にも似た静止がある。時が止まったかのように感じるあの瞬間がダンスの一息一息に起こる奇跡。

それって、何もないことや全てがあることにとてもよく似ている。


マイケルはあきらめない。美しく動けることや、素晴らしい演出をコンマ一秒においても実現することや、スマートでいることや、観客の満足や、そのさらに上をいくことや、忍耐や理解をすることを。忍耐や理解、を。というマイケル。彼に忍耐や理解を強いるひとびとは決して彼に忍耐や理解を示さないにもかかわらず。

自分を省みて、私は限界を設定しているし、忍耐や理解に見返りをもとめている。この弱さを罪悪におもわせる美しさや強さや優しさを、みせてもらいました。ああ、なんて過酷な生…。



関係ないけど、いま帰宅してつけたテレビにて…
エンタの神様あらびき団として使う河本にあっぱれ。