今日は午後から国立演芸場に名人会を。なので、散歩をしながら向かうことに。
私の生まれ育ちいまも暮らす街は水のあるところだ。埋め立てられて少なくはなっているけれど、縦横無尽に街を通る水路。その春には桜吹雪を水面に降らせる川辺の道を歩く。桜の紅葉はもうかなり大詰めで、赤い葉が一枚二枚と残っているくらい。
その川をぬけると皇居のお堀端に出る。お堀に映る緑と空の青は、私がそれだけでも皇室の価値を見出すところ。
東京というまちにこれほどまでの緑が残っている奇跡には感謝したい。
落語が終わって帰るみち、桃色の夕暮れになんだかほんわかする。