八日目の蝉

いまさら感たっぷりだけれど、とうとう読了。
さくっと数時間で読める本だけれどテーマは重い。

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

不幸は不可抗力に訪れて、それは本当に不可避に思える。
ことに恋愛において、また親子関係において、私たちは絶えず無力感に打ちのめされる。

だけど、圧倒的な大きな不幸の中にも、甘い暖かい瞬間があるのだし、微かに光だって。

かなしいけれど、どこか甘い、女の話。