建築の記憶@東京都庭園美術館

東京で好きな場所のひとつに数えられる東京都庭園美術館
建築の記憶展を観に。建築写真を過去から現代まで、と言う内容だとは聞いていたけれども最初が島津斉彬の撮った城の写真なんかでびっくり。
そこから遡るか!
建築と写真の蜜月が始まったのは前川國男あたりなのだろうけれど、丹下健三にきわまれりという感じか。などと興味深く近代の建築写真をみる。
最後は現代のもの。青森県立美術館を撮ったものと、せんだいメディアアークを撮った作品。もうこうなると建築がなんなのか、写真がどうなのか、というところを超えている。もう何が撮りたいのか、なにを撮ってもらいたいのかに明確な意思がない。そこがよいとも言えるし、現代美術の苦悩なのかもしれない。