東山魁夷展@国立近代美術館

会期ぎりぎりに、とにかく行かなきゃと焦って竹橋へ。
入り口には人が並んでいる…流石人気!!とはいいつつすぐに入れたので、じっくりと。
初期の美しい暗さにも心惹かれるし、ドイツ時代のスケッチの予想外の気楽な雰囲気にも気持ちが動かされる。魁夷といえば…というスタイルの確立した「道」、そしてもうすこし時代がすすんで出現する白い馬のシリーズの痛ましいほどの美しさには感動せざるを得ない。印象にはない、建物や窓シリーズの魅力にも夢中。
もちろん今回の目玉でもある唐招提寺の障壁画展示は圧巻。襖絵にあれほど動きがあるなんて、とちょっと唖然としてしまったほど。波の大きなうねり、そして柳枝がなびく優しい風の存在。
混雑している中みたものの、充実した展示で見ておいてよかった!と思う。東山魁夷でお腹いっぱい!満足。美しいものは美しいよね。