虐殺器官

最近読んだ本の中で、圧倒的に印象的なのはこの本。
虐殺機関の中にあるのは、舞城王太郎みたいな最近の作家にある『愛』とかじゃなくてもっと違うもののように思う。
愛は、音楽や肉体に宿ってこそいきいきと踊りだすんじゃないかと、個人的には思っているので私が文学に求めているのは圧倒的な「本当」ではない。

虐殺器官にある、「じっと息を潜めて、みつめ続けた先にあるもの」というような香りに惹かれる。

なんだか
うまくいえないのだけれど。