鈴本演芸場初席

今日は初席の最後。まあとりは小三治だし、ということで4時過ぎにいって並んでみることに。

正月のにぎやかで詰め込んだ感じの、たのしい席でした。
4時間つぎつぎに出てくる芸人さんたちの芸に、おめでたい気持ちになってすごく正月らしいことをしたような満たされた気分に。

曲独楽  紋之助
落語   一琴
落語   小袁治
落語   左龍
漫才   ゆめじ・うたじ
落語   一朝
落語   百栄
マジック ダーク広和
落語   市馬
落語   たい平
漫才   ホームラン
落語   扇橋
落語   燕路
曲    紫文
落語   金馬
−仲入り−
太神楽社中
まね   猫八
落語   〆治
落語   権太楼
切絵   正楽
落語   小三治

これを4時間で。どっか間違っているかも…。やっぱり、何を言っているのかわからなくても私は扇橋が好き。もうおじいちゃん過ぎて、活舌に全く期待できないし途中ネタも飛ばすし、だけど語尾の切り上げ方とか、話し方のリズムとかがいかにも東京の下町言葉。これだけは、なんて言ったらいいのかわからないけれどグルーブ感?とでもいうようなもの。小さい頃に接したおじいちゃん方は、みんなこういう話し方をしていたのだけれど、いまは扇橋の高座くらいでしか聴くことのできないこの感じ。亡くなった祖父のことも偲ばれて、やっぱりひいきにしてしまう。
ファンです。

あとは、声も表情ももちろん噺もいい市馬が好き。今回は三三が出ていなかったので、たい平が思いのほか、面白く完成度が高かったのが印象に残ったくらいかな。

ああ、それにしてもみんなおめでたい話をつぎつぎしてくれるし、満足満足。