シャーロック・ホームズ

いやぁ。ひさびさにこういう痛快系映画をみたけど、面白かった。
http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlock/

正直、この時代背景が文句なしに好き。馬車の行きかう街!暗く雑然とした、だけど活気ある時代!建築中の跳ね上げ橋!クラシックなドレス!花のついた大袈裟な帽子!たっぷりとしたドレスシャツにベスト!帽子とステッキ!暗く重い家具の鎮座する室内!
不潔だけどエレガント、無駄だけどロマンティック。そして、予定調和だけど、期待通り!!

いい男と美しい女性しか画面が許さない、間違いないストーリーの映画はほんと癒される。
それにしても、あらためてシャーロックホームズの鉄板さかげんに感嘆。ホームズとワトソンの関係性とか、もうそれは誰でも楽しめるシステムが出来上がっている。

まあ映画には大満足だったのだけれど、今回気付いたことは、私はワトソン的な人生だ…ということ。
ホームズに常に溜息つきながら、ついついつきあってしまうあの感じ。ホームズには特別愛着されているのを知っていながら、結構無神経なあの感じ。
ホームズには迷惑かけられている被害者ってスタンスなのだけど、たまにひどくホームズがかわいそうかも?と気になっちゃう感じ。
かっこつけで、やせ我慢で、プライドが高くて、へんなとこ面倒くさがり屋で、薄情で、いろんないみ丈夫で。
なんて、まあ変な所に共感しながらみていたのでなおさら面白かったっていう話。