高山に到着したらお昼ご飯
飛騨高山に来るのは二年半ぶり。前に来たのは秋だったので、春の高山はそうとうひさびさ。
ということでまずはホテルに荷物を置いて、「つるつる亭」へ。
このつるつる亭、地方にありがちな自然食かぶれのお店より一段高いところにある素敵なところ。
まず、びっくりするくら甘い水が出される。この水、甘露というにふさわしい「ほおっ」と溜息が出るような水。水なんて実は大して変わらない、なんて思いがちな気持ちを一新させてくれる。
そして、前回うどんを食べたと申し出たので山菜てんぷらとお蕎麦でメニューを構成してくれるという。
まずは山菜のてんぷら。またたび、太良の芽のはかま、太良の芽、ゆりね、が香りよく春を閉じ込めて揚がっている。美味しい!
そしてお蕎麦。かみ締めるとじんわりとそして力強く押し返してくる命の食べ物。ああ、穀物!という感じ。
最後に蕎麦粥。ありがたい、と自然に「食べ物をいただく」意味に気付かされるような体験。まあ言葉にすると陳腐になっちゃうのだけれど。
とにかく、ありがたく、いのちを感じるような力強いお昼を食べて、元気になったので午後は歩きます。