精進料理の名店、角正へ
高山にきたらここに行きたい、と常々おもっているお店、角正。
立派な店構え、とこなれた接客、そしてなにより料理が素晴らしい。
前回来た時は松茸づくしだったので、今回はなにかしら??と期待に胸膨らむ。
さて、まずは
お抹茶と麦焦がしの干菓子で一服。そしてここはすべて個室、離れの部屋から庭を眺めながらお膳を待つ。
最初に出てきたのは、名物黒豆(ものすごいやわらかくものすごく風味がよい、独特)自家製ゆべしとあぶらえのてんぷら。ああ、美味しくっておなか空いてきちゃう。
次は、胡桃豆腐。春らしく土筆と蚕豆が添えてある。すごくやわらかい豆腐に濃い目の味付けのあん。
炊き合わせは筍とわらび、よもぎふ。
揚げ物は、豆腐、南瓜、タラの芽。香ばしく美味。
手打ちの蕎麦、は見事。本当にうちたて!の瑞々しく香りのよい洗練されているのにちゃんと力強い蕎麦。満足〜
八寸は節句にちなんで、かわいい粽(椎茸寿司、いなり寿司)、青梅、麩の時雨煮、蒟蒻のピリカラ、小芋の田楽(エゴマ味噌)、椎茸と牛蒡の胡麻和え
筍と小豆菜の炊き合わせ(この小豆菜というのは、秋に美しい小豆色の花を咲かせる植物なのだとか。高山の人はこの新芽をつんで春の味覚として、必ずといって食べるとか。やわらかく風味のある春の味)
たけのこご飯(こんなたけのこご飯初めて!な姫皮がたっぷり入ったほっかほかのふわふわに炊けたたけのこご飯)
蓬餅入りお味噌汁
香の物
最後に、梅酒ゼリーと苺のデザート
満腹、そして大満足。